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透析とは

toseki

透析ってなに?どうして透析が必要なの?

腎臓には、体に溜まった老廃物を排泄するほか、水分やナトリウム・カリウムなどの電解質のバランス調整、ホルモンの産生および不活性化(動きを終わらせること)などの機能があります。それが、慢性腎不全などによって働きが失われてしまうと尿毒症となり、これら腎臓の機能すべてが阻害されてしまいます。
そこで必要となるのが、腎臓の機能を人工的に代替する血液透析です。患者さんに針を2本(入口と出口)刺し、血液を体外へ導出して、ダイアライザーと呼ばれる透析器(人工腎臓)に通すことで血液中の老廃物や余分な水分などを除去。きれいになった血液を再び体内に戻します。
基本的には週に3回の通院、毎回4〜5時間の透析をする必要があります。

患者さんの気持ちを知ろう!(心の変化・不安)

透析患者さんは、週に3回の通院、毎回4〜5時間の透析を足かせのように感じ、「なんで私だけこんな病気になって」と負い目に思われていませんか?
この病気は、考え方によっては、“透析さえしていれば”普段の生活をおくることができるのです。ですので、家族が透析について理解することは、患者さんの日々の苦痛を和らげることに繋がります。
食事制限など人間の欲を禁じられるのは、患者さんにとって苦痛のひとつ。人によって体質も異なりますので、身内など近くにいる人が判断してコントロールしてあげましょう。その際には、「これを食べたらダメ!飲んだらダメ!」などと頭ごなしに言うのではなく、状況に応じて「これくらいなら大丈夫」というような接し方をされてはいかがでしょうか。

真面目な人ほど透析が必要になりやすい?

透析についてどのように思われていますか?
一般的に贅沢病のように思われている方もいらっしゃいますが、高血圧や糖尿病などの生活習慣病、女性の場合は妊娠中毒症などのほか、ストレスなどが原因で発症する場合があるのです。
子どもが運動会などで緊張するとオシッコをしたくなるように、腎臓は感情・睡眠不足・ストレスなどに影響されるデリケートな臓器です。ですので、仕事を一生懸命されて生活が不規則な方、物事に思い悩む方など、真面目な人ほど透析が必要になりやすいとも言えるのです。